肩周辺の症状
shoulder

代表的な疾患・症状

五十肩(肩関節周囲炎)
特に誘因なく肩の痛みが現れ、肩を上げられないなど可動域制限を伴います。癒着性関節包炎、凍結肩とも称されます。50、60歳台に好発します。

肩腱板断裂
高齢者では変性断裂が多く、夜間に特に激しい痛みを経験します。若い人では外傷やスポーツによって発症することがあります。

肩鎖関節脱臼
スポーツ選手に多く見られます。肩の運動制限を訴えることもあります。

肩峰下インピンジメント症候群
肩の挙上時に痛みや引っかかり感があり、ある角度の範囲での動きが制限されます。肩峰下での腱板や滑液包の障害である可能性があります。

反復性肩関節脱臼
外傷性脱臼に続発します。外傷性脱臼の年齢が若いほど、高率に反復性となることがあります。

石灰性腱炎 滑液包炎
急性に発症し、激痛を訴えることが多いです。注意深く診察すると肩の腫れがあることがあります。

投球肩障害(いわゆる野球肩)
投球動作の繰り返しによって肩腱板、関節唇、関節包、筋肉などが損傷され、痛みと運動障害を起こす病態の総称です。

上腕二頭筋長頭腱断裂
上腕二頭筋長頭腱が起始部あるいは結節間溝入口部付近で、自然断裂を起こすことがあります。上腕の力こぶがむしろ明瞭となりますが、肘屈曲力はあまり落ちないことがあります。

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