当院には福岡市、久留米市、鳥栖市、佐賀市などで交通事故により、けがをされた患者さんがご相談に来院されます。今回は交通事故によるけが・後遺症にてついて下記にて説明いたします。

交通事故によるけがについて

交通事故によるけがは、患者の状態や重症度によって様々です。
森山整形外科院での理学療法は、交通事故によるけがや手術後のリハビリテーションも行っています。後遺症は、事故の種類やけがの範囲によっても異なりますが、一般的な交通事故による後遺症には以下のようなものがあります。

筋肉や関節の痛みやこわばり

事故によって筋肉や関節が傷つくことがあり、痛みやこわばりが生じます。理学療法士は、運動療法やストレッチ、マッサージなどを通じて筋肉や関節の痛みを軽減し、機能を回復させるための治療を行います。

骨折や脱臼後の運動制限

骨折や脱臼を経験した場合、整復や手術を受けた後には一時的な運動制限が必要となることがあります。理学療法士は、安全な範囲での運動やリハビリテーションプログラムを設計し、患者の筋力や可動域を回復させます。
神経損傷や脊椎損傷：交通事故によって神経や脊椎が損傷を受けることがあります。理学療法士は、神経再生を促進するための治療方法や運動療法を提供することがあります。

ヘルニアや椎間板ヘルニア

交通事故によって脊椎が負傷すると、ヘルニアや椎間板ヘルニアが生じることがあります。理学療法士は、適切なエクササイズや姿勢改善の指導を行い、痛みや症状の緩和を図ります。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

交通事故は、患者に心的外傷を引き起こす場合があります。理学療法士は、心理的なサポートや認知行動療法を提供し、PTSDの症状を軽減させるための支援を行うことがあります。
交通事故の後遺症には個人差がありますので、具体的な症状や治療方法については、医師や理学療法士にご相談ください

理学療法と栄養療法について

交通事故の後遺症による理学療法を受ける場合、栄養療法も重要な要素となります。
森山整形外科院でのオーソモレキュラー栄養療法は、体の回復を促進し、治療の効果を高めることが期待されます。
以下に、交通事故後の理学療法と栄養療法についての一般的な情報を提供しますが、具体的な治療計画については、医師や専門家との相談が必要です。

理学療法

理学療法は、交通事故によって生じた身体の障害や痛みを緩和するために行われます。具体的な治療内容は、症状や患者の状態によって異なりますが、一般的には運動療法、温熱療法、電気療法、マッサージなどが行われます。治療の目的は、痛みの軽減、筋力の回復、関節の可動域の向上などです。

栄養療法

交通事故後の栄養療法は、身体の回復を促進し、治療の効果を高めることを目的としています。以下に、栄養療法のポイントをいくつか紹介します。

タンパク質

傷ついた組織の修復や筋肉の再生に必要な栄養素です。良質なタンパク源（魚、肉、卵、大豆製品など）を摂取しましょう。

ビタミンとミネラル

免疫機能の向上や傷の治癒に重要な役割を果たします。バランスの良い食事を心掛け、果物や野菜、全粒穀物などからビタミンとミネラルを摂取しましょう。

水分

脱水症状を防ぐために、十分な水分摂取を心掛けましょう。水やノンカロリーの飲み物が適しています。

抗酸化物質

ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質は、炎症を軽減し、組織の修復を助ける効果があります。柑橘類やナッツ、種実類などから摂取できます。
栄養療法については、個々の状態や体質に合わせたアドバイスが必要です。医師や栄養カウンセラーとの相談をおすすめします。

執筆
理学療法士　岩永