こんにちは、久留米の森山整形外科院です。本日は「ギックリ腰」について解説します。
突然の激しい腰の痛みに襲われるギックリ腰は、多くの方が経験する可能性のある症状です。正しい知識を持つことで、予防や適切な対処が可能になります。
ギックリ腰とは?
ギックリ腰(急性腰痛症)は、重い物を持ち上げたり、不意な動作をした際に、突然腰に激痛が走る状態を指します。西洋では「魔女の一撃」とも呼ばれるほど、その痛みは突然で激しいものです。痛みは筋肉や関節、椎間板に起因することが多いですが、詳しい原因が明確でない場合もあります。
主な原因
ギックリ腰の主な原因には以下のようなものがあります。
• 筋肉や靭帯の問題:急な動作や無理な姿勢で筋肉や靭帯に負担がかかることがあります。
• 椎間板の問題:加齢や過度な負荷による椎間板の変性が関係する場合があります。
• 姿勢の問題:長時間の悪い姿勢や運動不足が腰の負担を増大させることがあります。
• ストレスや疲労:筋肉の柔軟性が低下し、怪我をしやすくなります。
ギックリ腰になったときの対処法
ギックリ腰になった際には、以下のような対応を心がけましょう。
1. 無理に動かない
痛みが強い場合は、無理に動かず、安静にしましょう。痛みが軽減する姿勢(膝を曲げて横になるなど)を見つけて休むことが大切です。
2. 冷やす or 温める
発症直後は患部を冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。数日経って痛みが軽減してきたら、温めて血流を促すのも良い方法です。
3. 痛み止めの使用
鎮痛剤を服用することで痛みを和らげることができますが、長期間の使用は避け、専門医に相談してください。
4. 専門医を受診する
痛みが強い場合や再発を繰り返す場合は、整形外科での診察を受けましょう。MRIやレントゲンで詳しい原因を調べることができます。
ギックリ腰の予防法
ギックリ腰を防ぐためには、日常生活での工夫が重要です。
• 正しい姿勢を保つ:立つ、座る、歩く際の姿勢を意識しましょう。
• 腰に負担をかけない持ち上げ方:重い物を持つ際には、膝を曲げ、腰をまっすぐに保った状態で持ち上げるようにしましょう。
• 適度な運動を心がける:ウォーキングやストレッチで筋肉を柔軟に保つことが重要です。
• 体重管理:肥満は腰への負担を増加させるため、適切な体重を維持しましょう。
最後に ギックリ腰は誰にでも起こり得る症状ですが、日常生活での工夫や適切な予防策によってリスクを大幅に減らすことができます。また、発症した場合は無理をせず、早めに専門医の診察を受けることが回復への近道です。
当院では、ギックリ腰の診断や治療はもちろん、予防のためのアドバイスも行っています。
腰の不調が気になる方は、お気軽にご相談ください。
森山整形外科院では、皆さまの健康をサポートするために日々努力しています。お困りの際は、ぜひご来院ください。