腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄
腰部神経根の刺激症状による痛みやしびれが下腿外側に現れる例が多くあります。高齢者では夜間に下腿筋のこむら返りを起こすことも考えられます。
扁平足障害
足が疲れやすく、下腿が張るといった訴えの原因として扁平足も考えられます。扁平足により前脛骨筋や後脛骨筋に負担がかかることがあります。
疲労骨折
激しいスポーツや長距離疾走の後に下腿痛が現れることがあります。脛骨の上部1/3部に起こる疾走型と中央から中下1/3部に起こる跳躍型があります。
過労性脛部痛(シンスプリント)
スポーツによる使いすぎ症候群で、下腿の中下位レベルの後内側部に痛みと圧痛を訴えることがあります。後脛骨筋起始部への過剰負荷、あるいは脛骨そのものへの過剰負荷と考えられています。脛骨疲労骨折との識別が重要です。