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日本肩関節学会で発表しました。

― 肩の大きな腱板断裂に対する“鏡視下筋前進術による修復法”を紹介 ―
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
このたび、森山弘朗 医師が第52回日本肩関節学会(福岡国際会議場)にて、「肩の大きな腱板断裂に対する鏡視下筋前進術による修復法」について発表を行いました。

発表の概要

腱板断裂は、加齢や外傷によって肩の筋肉(腱板)が切れてしまう病気です。なかには、腱が大きく切れて筋肉が萎縮し、通常の方法では縫い合わせが難しい重症例もあります。筋前進術(きんぜんしんじゅつ)は、そうした「人工関節を勧められるほどのひどい断裂」に対して、筋肉や腱を工夫して引き出し、できる限り自分の腱板を縫って修復する手術方法です。この方法により、人工関節を避けながら、肩の動きと力をできるだけ自然に取り戻すことを目指します。

森山整形外科の治療方針

森山整形外科では、「自分の組織で治す」ことを第一に考えた肩・肘・関節治療を行っています。
人工関節の適応とされるような重度の腱板断裂でも、MRIやエコーで状態を詳しく評価し、できる限り人工関節を避けるために、筋前進術を併用して縫合修復を試みる方針です。
手術後は理学療法士・作業療法士と連携し、痛みの軽減・再断裂予防・早期復帰を目指したリハビリを行っています。

医師コメント

「人工関節にせざるを得ないと言われた患者さんでも、自分の腱板を残して修復できる可能性があると考えています。一人でも多くの方が“自分の肩で動かせる”状態に戻れるよう、今後も治療を追求していきます。」

肩や肘の痛みでお悩みの方へ

・肩が痛くて夜眠れない
・腕が上がらない、力が入らない
・他院で「腱板が切れており手術が難しい」と言われた
・人工関節を勧められたが、できれば避けたい
・スポーツや仕事への早期復帰を目指したい
MRI検査で腱の状態を詳しく確認し、保存療法から修復手術まで最適な治療をご提案します。
セカンドオピニオンも承っております。

理学療法士・作業療法士 募集のお知らせ

当院では、関節・スポーツ整形分野に関心のある理学療法士(PT)・作業療法士(OT)を募集しています。
学べる環境:関節機能評価、術後リハビリ、運動療法、エコー評価、カンファレンス、学会参加・発表支援
業務例:腱板修復術・靭帯再建術などの術後プロトコル運用、可動域回復・筋力強化・復帰支援、医師連携による機能回復リハビリ
肩・肘・スポーツ、関節リハビリ分野で専門性を高めたい方を歓迎いたします。
採用の詳細はお気軽にお問い合わせください。

よくある質問(抜粋)

Q1. 大きい腱板断裂でも治療できますか?
A. 画像検査で状態を確認した上で、保存療法から修復手術まで最適な方法をご提案します。人工関節を勧められた症例でも、修復できる場合があります。
Q2. 手術後のリハビリは?
A. 痛みのコントロールから可動域・筋力回復、再発予防、復帰支援まで、理学療法士・作業療法士が計画的にサポートします。
Q3. スタッフの教育体制は?
A. 医師が直接フィードバックを行い、エコー評価や学会発表も支援します。専門性を高めたい方に適した環境です。

森山整形外科(久留米市)
肩・肘・スポーツ整形・関節リハビリテーション

日本肩関節学会で発表しました。