超高濃度ビタミンC点滴療法とは
超高濃度ビタミンC点滴療法で抗加齢・抗老化+がん予防を!
「超高濃度ビタミンC点滴療法」とは、通常の注射の何倍もの高濃度なビタミンCを、点滴を使って体内に注入する治療法です。当院 院長は、点滴療法研究会に所属する「高濃度ビタミンC点滴療法認定医」ですので、点滴療法研究会の会長であり、ビタミンC点滴療法の第一人者・柳澤厚生先生が定めた高濃度ビタミンC点滴療法プロトコルに則って点滴治療を行っております。
※治療を行う前に「G6PD異常症スクリーニング検査」を必ず受けていただきます。
抗加齢・抗老化目的の利用
経口摂取の場合
ビタミンCは大量に摂取しても吸収が悪く、すぐに排泄されてしまいます。
点滴の場合
経口摂取に比べ、点滴はビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。
点滴の方が体の隅々にビタミンCが行き渡りやすく、高い効果が期待できます。
化粧品や内服薬では摂取しにくいビタミンCを点滴で効率よく摂取することにより、効果を最大限に発揮させます。 ビタミンCは体内で活性酸素を除去し、強力な抗酸化作用を発揮します。シミ・シワ改善などの美容面での効果はもちろんのこと、育毛効果、気力アップなどの効果を実感されている方もいらっしゃいます。男性・女性問わず、抗加齢・抗老化対策として、また、がん予防としてオススメです。
こんな方におすすめです
- 疲れやすい
- 風邪をよくひく
- タバコをたくさん吸う
- お酒をよく飲む
- ストレスを溜めやすい
- 外にいることが多い
- 日焼けをしてしまった
- よく運動をする
- 倦怠感を感じる時が多い
- 免疫低下を感じる
- 活性酸素を除去したい
- インフルエンザの予防
- 最近シミが気になる
- お肌に透明感が欲しい
- 毛穴の開きが悩み
- ニキビや肌荒れに悩んでいる
- 最近お肌の弾力がなくなった
- 髪にコシ・ツヤがなくなった
- 寝起きが悪い
- アトピーを改善したい
- ガン予防を考えている
- 老化を遅らせたい
- 歯周病が心配
- うつ病
ビタミンCの美肌効果
点滴頻度は月1~4回 1回あたり 8g~50g
お肌の美白
シミの大敵である、メラニン色素を抑制します。
保湿たっぷりのしっとり肌に
水分を強力に挟みこむセラミドの生成を促し、みずみずしいお肌にします。
お肌にハリや弾力を!
ビタミンCはコラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力のもとを増やしハリのある肌をつくります。
ニキビやお肌のトラブルの改善
余分な皮脂の分泌をおさえきれいな毛穴を保つことでニキビを予防、抗炎症作用でトラブルを改善します。
美容以外の効果
点滴頻度は月1~4回 1回あたり12.5g~25g
抗酸化作用
若々しく健康でいるためには、体のサビを防ぐこと「抗酸化」が重要です。細胞を攻撃する活性酸素から守り、体の酸化を防ぎます。
免疫力の向上
体内のウイルスや病原菌を排除する「白血球の機能」を強化して免疫力をアップします。
疲労回復効果
ビタミン剤の経口内服に比べ血中濃度を効率よく高めるため、疲労倦怠感の回復と即効性があります。また、日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑え、健康的なホルモンの働きを応援し、ストレスに対応できるからだをつくります。
がん予防
がん予防にビタミンCが注目されています。超高濃度ではがん細胞を殺します。高濃度では抗酸化作用でがん細胞の発生を抑えます。
歯周病治療・対策
歯周病を始め、歯科治療領域でも効果が期待できます。
がん治療目的の利用
放射線等、他院で現在行われている治療と併用して行うことが可能です。詳細は来院の上、直接医師にご相談ください。
ビタミンCのがん治療メカニズム
超高濃度ビタミンC点滴療法は米国・国立がん研究所(NCI)、米国・国立衛生研究所(NIH)において研究が進められているがん治療法です。がん細胞に対しての選択的攻撃力が高く、現在、がん手術後の再発防止、がんの新たな補助療法として取り入れられています。
ビタミンCは、自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮しますがその際に大量の過酸化水素が発生します。血中に投与されたとき、正常な細胞は過酸化水素を中和できますが、ガン細胞はこれを中和できず死んでしまいます。高濃度のビタミンCはがん細胞にとって「抗がん剤」となりえるのです。この作用は、ウイルス感染症治療に対しても役立つと発表しています。
がんに対するビタミンCの働き
- 活性酸素を捕捉する抗酸化作用で細胞のがん化を防ぐ
- ストレスから守る
- 白血球やマクロファージの機能を高めて免疫機能を増強する
- 抗がん活性を有するインターフェロンの産生を促す
- 薬物代謝に関わって発がん物質を解毒し、対外に排泄する
- 胃がんの原因になるニトロソアミンの胃中での生成を防ぐ
- ウィルスを不活性化する
超高濃度ビタミンC点滴療法を勧めたい方
米国では、すでに乳がん、前立腺がん、直腸がん、肺がん、悪性リンパ腫、大腸がん、すい臓がん、卵巣がん、膀胱がん、腎臓がん、子宮がん、などへの治療効果が報告され、主流な治療法になりつつあります。
柳澤厚生先生は、「どのようながんでもチャレンジする価値はある」と考え、次のような方に勧めています。
- 有効な治療がない方(抗がん剤や放射線治療が無効な方)
- 抗がん剤や放射治療と併用する方
- 抗がん剤や放射線治療の副作用が強くて続けられない方
- これから手術を控えている方
- 再発・予防(がん家系で自分も心配な方など)に対して
無添加ビタミンCを使用
高濃度ビタミンC点滴療法をされる方は、ビタミンC注射薬の品質にご注意ください!
国産の点滴用ビタミンC製剤には防腐剤が添加されています。ですから、国産のビタミンC製剤で高濃度ビタミンC点滴療法を行うと防腐剤が25~50倍も体内に入ってしまうことになります、身体に良くありません。
繰り返し体内に大量に入れるからこそ薬品の品質は特に重要だと考えています。 国産のビタミンC製剤(2g)は品質維持のため防腐剤が添加されていますが、当院では、防腐剤不使用のアイルランドで製造されたMylan社製の超高濃度ビタミンC製剤を、新鮮で最高品質の状態で工場から厳重な保冷コンテナで空輸しています。アメリカやカナダで実施している高濃度ビタミンC点滴療法の臨床試験に唯一採用された製剤です。
ビタミンC製剤には防腐剤が入っていたり、安全性が保証されていない製剤も多く出回っていますのでご注意ください。
当院ではアイルランド(Mylan社製)の無添加ビタミンCを使用しています
ビタミンCについて
ビタミンCはビタミンB群と並ぶ水溶性ビタミンの1つです。
ほとんどの動物はアスコルビン酸(ビタミンC)を体内で合成できますが、ヒトはそれができないため、必要量をすべて食事などから摂取する必要があります。
ビタミンCには抗酸化作用があるので、古くから美容や風邪の予防にのためにたくさん摂取するように勧められてきました。
水溶性ビタミンですので、仮に沢山摂取しても過剰症を起こすことは少なく速やかに尿中に排泄されます。また、コラーゲンの生成を促進し歯茎の健康を保ったり、血管壁を強くしたり、怪我の回復を早めたりする作用があります。
正常な体内では0.5-2.0mg/dLくらいの血中濃度とされていますが、多めに摂取することで抗ウイルス作用、さらに大量(300mg/dL以上)に摂取することで抗がん作用も発揮すると言われています。
高濃度ビタミンC点滴療法の歴史
超高濃度ビタミンC療法は、1974年に米国のライナス・C・ポーリング博士により提唱されました。ライナス・ポーリング博士は、化学結晶構造の研究で1954年にノーベル化学賞を、さらに原水爆反対運動の功績で1962年にノーベル平和賞をと、これまで2度のノーベル賞を授賞されている著名な化学者です。
70年代前半にポーリング博士とスコットランドの外科医・キャメロン博士の2人はビタミンCを静脈内に投与することでがん患者の生存率が延長することを学会に発表しました。これに対して、1979年、1985年にかの有名なメイヨークリニックがビタミンCに抗ガン作用はないとポーリング博士の学説を否定。このため30年間もの間ビタミンCの研究は日の目を見ませんでした。
実は、メイヨークリニックが効果が得られなかったのには理由がありました。それは、ポーリング博士とキャメロン博士の研究は静脈投与であったのに対し、メイヨー医科大学では経口投与していたため必要とされる有効血中濃度に到達できず、ガン患者の延命に変化はないとされたのです。
ポーリング博士が1994年に93歳でこの世を去った後、米国カンザス州のリオルダン医師が、2004年に「ビタミンCの経口投与ではガン細胞を殺すのに十分な血中濃度まで上昇させることができない」という論文を発表。
そして2005年、米国・公的機関/国立衛生研究所(NIH)の科学者が超高濃度ビタミンC点滴療法の結果を追試験し、「高濃度アスコルビン酸(ビタミンC)点滴は、がん細胞に対してだけ選択的に毒性として働く」という衝撃的な内容を公開しました。その結果、ポーリング博士が約30年前に唱えた「ビタミンCは選択的にがん細胞を殺す」という理論が正しかったことが証明されたのです。
現在アメリカで約1万人の医師が、日本では約100人の医師たちが「超高濃度ビタミンC点滴療法」を行っています。
よくあるご質問
点滴は何回くらい受ければいいですか?
週に1~2回の点滴を受けていただいて経過を診ます。効果の出方は個人差がありますので、経過を診ながらビタミンC量を増減します。
サプリメントだけを多く飲んでも同じような効果がありますか?
ビタミンCの経口摂取ではいくら多量のサプリメントを摂取しても血中濃度を4mg以上に上げることはできません。小腸のビタミンC吸収能力に限界があるためです。しかしサプリメントの摂取は必要です。点滴療法では点滴をしない日のリバウンド現象を予防するために点滴と同時にビタミンCのサプリメント摂取をお勧めします。
副作用とリスク
ビタミンCは正常な細胞にダメージを与えることはありません。
・まれな腫瘍からの出血:化学療法でも見られる副作用です。
・みせかけの高血糖:点滴終了後の数時間は、簡易血糖測定器で測る血糖値が実際の血糖値より高値になります。インシュリン治療中の糖尿病患者は必ず主治医と相談し、インシュリンの量を調整してください。
・まれな尿路結石:ビタミンCは尿路結石になりやすいといわれていますが、研究でビタミンC点滴は尿路結石を起こしにくいことが分かっています。
注意点
G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性酵素異常がある方は治療を受けることができません。G6PD欠損症がある場合は必ず主治医に告げてください。当クリニックでは、25g~50g以上のビタミンC点滴を行う前に必ずG6PDの検査を実施しています。また、腎不全で透析中の方はこの治療を受けることはできません。心不全、大量の腹水、強い浮腫のある方は、点滴で水分を血管内に入れることで病状の悪化を来す恐れがあるため、この治療ができない場合があります。
料金
初回料金 | 1回券 | 2回目以降 | 5回券 | ||
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高濃度ビタミンC点滴 | VC 25g | ¥10,000 | ¥12,000 | ¥57,000 | |
VC 50g | ¥16,000 | ¥75,000 | |||
VC 75g | ¥20,000 | ¥93,000 | |||
G6PD検査 | ¥6,600 |